騎士団長殺しの感想・ネタバレ・あらすじまとめ!村上春樹の新作

どうも、なんちゃってハルキストです。

 

ついに発売されましたね、村上春樹の新作「騎士団長殺し」。

 

こちらの作品、村上春樹としてはじつに4年ぶりの長編小説となっており、

物語の内容に関しては一切の事前説明がなし。

 

にもかかわらず(というよりそれだから?)発売初日にして

第一部、二部合わせてすでに150万部売り上げています。

 

恐るべし、村上春樹。

 

早速ですが、こちらの記事では騎士団長殺しのあらすじ・ネタバレや

ネット上での感想をまとめてみました。

 

まだ読んでいなくてネタバレはやーよという方はブラウザバックでお願いします。

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村上春樹の新作・騎士団長殺しがついに発売

騎士団長殺し

画像出典:http://www.sankei.com/life/photos/170224/lif170224…

こちらが騎士団長殺しのパッケージ。

作品は第1部 顕れるイデア編」と「第2部 遷ろうメタファー編」の二部構成。

緑の赤の帯がついていて、どこかノルウェイの森を彷彿させるものになっていますね。

 

今回の騎士団長殺しは、長編としては『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』以来4年ぶり、

数冊にわたる長編としては『1Q84』以来およそ7年ぶりとなる作品です。

 

続編が出るということが発表されただけで、書店に予約をしにいく人たちが続出しました。

 

そして2017年の2月24日、満を持して発売された騎士団長殺しは

24日未明の発売と同時にファンが殺到。

騎士団長殺し

画像出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00000007-jijp-soci.view-000

こんなお祭り騒ぎになるなんてAppleの新製品の発売の時くらいです。

 

発売と同時に本屋にこれほどたくさんの部数が置かれるなんて

多分日本の小説家ではこの人くらいでしょうね。

 

騎士団長殺しのあらすじ・ネタバレ・感想

騎士団長殺し

画像出典:https://twitter.com/search?q=%23%E9%A8%8E%E5%A3%AB…

※以下ではネタバレが含まれています。

 

 

 

それでは早速今回の作品のあらすじについて見ていきます。

 

ーあらすじー

その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

こちらが本の背表紙に書かれているあらすじです。

 

 

「騎士団長殺し」のプロローグは顔のない男が

「肖像を描いてもらいにきたのだ」とやってくる幻想的なシーンから始まります。

 

やがて視点は主人公である「私」の現在へと移ります。

本作はこちらの肖像画を得意とする画家である「私」が主人公です。

 

本作は現在の私が過去に自分の身におきた不思議な出来事について語るという形になっています。

“その当時、私と妻は結婚生活をいったん解消しており、正式な離婚届に署名捺印もしたのだが、そのあといろいろあって、結局もう一度結婚生活をやり直すことになった。”

「私」は過去に妻の浮気がきっかけで離婚をしていて、その離婚からまた結婚生活をやり直すまでに起きたことを「私」が回想形式で語るというスタンスです。

 

離婚をした「私」は妻と一緒に住んでいた都心のマンションに耐えられなくなり、

その後「雨田具彦」という高名な画家が使っていたという神奈川・小田原郊外の古い家で暮らし始めます。

 

そしてその家の屋根裏から雨田具彦が書いた「騎士団長殺し」という題の日本画が見つかります。

 

「騎士団長」なのになぜ日本画。

この絵は一体、どのような意図をもって、どう描かれたのか。

 

そして、画面の左端にいる「顔なが」に、私は目を離せなくなり、

それからというもの、奇妙な出来事、奇妙な人物、奇妙な声が

次々と現れて物語が進んでいきます。

 

 

「騎士団長殺し」というタイトルに関しては非常に様々な憶測がなされていましたが、

結局は絵の題名のことでした。

 

村上春樹の作品は主人公が人間として大事な何かが欠落しているような無気力な人物が多いのですが、

今回の主人公である「私」もまた然り。

 

妻と別れた後は人妻と不倫をしたりとなかなかモテるところもいつもと同じです。

 

最初のシーンでは突然顔のない男が肖像画を書いてもらいにくるのですが、

ここを読んだときには1300年ごろのイングランドで書かれた

作者名不詳の物語『ガウェイン卿と緑の騎士』が思い浮かびました。

首を切り落としても死なない全身を緑の鎧で覆った騎士の話です。

 

また、今回の物語は屋根裏で見つかる一枚の奇妙な絵を中心に展開されるということで

オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」っぽいなとも個人的には思いました。

 

・ドリアン・グレイの肖像のあらすじ

友人の画家バジルのモデルとなった美青年ドリアン・グレイは、逆説家ヘンリー卿が紡ぎ出す自分の若さと美への賞賛、及び奔放な生活こそ最高の芸術だとする言葉に酔わされ、バジルの描いた肖像画を前にして、肖像画のほうが歳をとればいいのにと言いだす。

ヘンリー卿の言うとおりの生き方を始めたドリアンは、若い舞台女優シヴィルと恋に陥り婚約をする。しかし本当の恋を知ったため平凡な女優に成り下がってしまったシヴィルをドリアンは幻滅し捨ててしまう。その日、ドリアンはバジルから貰い受けた自分の肖像画が醜くなっていたのを見て驚く。シヴィルが自殺したのにヘンリー卿とオペラを見に行くドリアンをバジルは非難し、例の肖像画に変わったことはなかったかと問う。図星をつかれて驚いたドリアンは肖像画を屋根裏部屋に隠す。

それから20年後、バジルは、ドリアンの奔放な官能主義に関するうわさの真偽を確かめるため、彼の家を訪ねた。ドリアンは噂を否定せず、自分の正体を見せると言って例の肖像画を見せる。醜く変貌した肖像画を見て責めるバジルをドリアンは逆上し殺してしまい、その死体の始末を、かつて悪徳を共有したがゆえの弱みを握っている科学者に強いる。

罪におののくドリアンは麻薬に溺れアヘン窟に出入りするようになり、そこである男に殺されそうになる。それは姉の仇をとらんとしていたシヴィルの弟ジェイムズだった。ジェイムズはドリアンの若さを見て人違いを謝るが、直後ドリアンがふしぎと老いないことを聞き知り、郊外で催されたパーティーまでドリアンを追いかけてくる。しかしジェイムズはそこで兎狩りの誤射により死ぬ。

安堵したドリアンは心を入れ替えようとするが、ヘンリー卿に一笑に付される。いよいよ醜悪になった肖像画を見てドリアンは、改心も偽善と好奇だけのことではないかと思う。この肖像画こそ自分の良心だと知ったドリアンは絵を破壊せんとする。悲鳴を聞いて駆けつけた者らが見たのは、美青年の肖像画と醜い老人の死に姿だった。

出典:Wikipedia

なんか今回の村上春樹作品はイギリスの文学をオマージュしているような感じがしますね。

(「騎士団長殺し」の絵は日本画ですが)

 

「騎士団長殺し」一部のタイトルは「顕れるイデア編」です。

「イデア」とは古代ギリシャの哲学者・プラトンが使った哲学用語で、要するには「理想の形」という意味です。

 

「ドリアン・グレイの肖像」を例にとると、

主人公のドリアン・グレイにとって「イデア」とは

青年の頃の若々しい自分のこと。

 

「騎士団長殺し」も「ドリアン・グレイの肖像」のように

絵が現実世界に何らかの干渉をしてくるんだろうな〜なんて予想しています。

 

 

基本的には主人公の一人称で回想形式で語られています。

回想を語り尽くしたら、今度はリアルタイムに時間軸が移動するかもしれません。

 

また主人公が「私」で名前がないところもポイント。

長編小説にもかかわらず語り手である主人公が名前を名乗らないなんて

おそらく自分の回想にあまり自信がないのでしょう。

 

実際、冒頭では

“この時期のできごとを思い出すとき(そう、私は今から何年か前に起こった一連の出来事の記憶を辿りながら、この文章を書き記している)、ものごとの軽重や遠近やつながり具合が往々にして揺らぎ、不確かなものになってしまうのも、またほんの少し目を離した隙に論理の順序が素早く入れ替わってしまうのも、おそらくはそのせいだ”。

と語られていて信用のおけない語り手であることが明言されています。

 

こうして物語全体に霧がかかったような雰囲気をだそうとしていると思われます。

 

相変わらず謎が多い村上春樹作品ですが、

「騎士団長殺し」も謎が謎を呼び、

これ絶対に回収する気がないだろうなって感じがプンプンします。

(1Q84で失われてしまった人妻やリトル・ピープルみたいな)

 

また、冒頭20ページもいかないうちから

いきなり村上春樹作品お約束のねばっとした性的なシーンも満載です。

 

ネットでの騎士団長殺しの感想

 

やはり早速読む方々は元々村上春樹の作品を読み込んでいるハルキストが多いということで、

なかなか今作に関しても肯定的な感想が多いです。

 

しかしアンチ村上春樹で有名な爆笑問題の大田さんは

「かっこつけてんじゃねえよ!」

「もうちょっと分からせてよ、というか、あまりにも読者に対するサービス精神がなさすぎる」

まだ読んでいないと思いますが、こんな具合です…

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まとめ

ということで軽くですが、村上春樹の騎士団長殺しの

感想やあらすじなどについてまとめてみました。

 

私も発売されたばかりでまだ全て読めていないので、

また感想に関しては更新をしていきます!

 

ちなみに1部2部それぞれ価格は1.944円です

 

今回の作品多分すぐに英訳とかされると思いますが、

今度こそ村上春樹はノーベル文学賞を取れるのか?

 

こちらにもぜひ注目していきたいです。

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One Response to “騎士団長殺しの感想・ネタバレ・あらすじまとめ!村上春樹の新作”

  1. はるき より:

    読み終わったが、少し残念だった。騎士団長なるものが人ではなくオカルト的。最後の謎ときが…。SFでもないし、オカルトとも違うところは村上先生の表現力の凄さか。いずれにせよ、非現実過ぎて、これじゃや最後の〆は、何とでもなるという感じ。もう少し純文学的にやってほしかった。確かに情景描写の巧さと凄さは村上先生だが、問題の解決が非現実的だと情景描写も色あせる。7年目にしてこれかと思うと、先生限界なのかな…。

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