東芝が東証2部に降格すると株価などはどうなる?影響を考察

一昨年から何かと話題になっている東芝の不正会計問題

 

その問題は約1年を経過しても良くなる見通しが立たないどころか

東芝が買収した米ウェスティングハウスでまたもや不適切な行為があったとして

東芝は2月14日に予定していた2016年4~12月期の正式な決算発表を延期する事態となりました。

 

これにより東芝は今年3月末時点での「債務超過」の解消を断念、

東芝株は上場以来初めて東京証券取引所の第1部から2部に降格される見通しとなりました。

 

投資家の方々を始めとしてかなりの影響力がありそうな今回の騒動ですが、

東証1部から2部に降格されるとは一体何を意味するのか?

株価はどうなっていくのかについて考察をしてみました。

 

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東証1部と東証2部の違い

東芝 東証2部 降格

画像出典:http://www.gotokyo.org/jp/kanko/chuo/education/6.h…

そもそも東証1部と2部にはどんな違いがあるのでしょうか?

 

まず大きな違いが“上場基準(審査基準)”。

上場する際、株主数や流通株式数、時価総額、純資産、利益、設立年数など、

ある一定の基準を満たしていることが必要となりますが日本の各市場をランクづけすると

  1. 東証一部
  2. 東証二部
  3. ジャスダック(スタンダード)
  4. マザーズ
  5. ジャスダック(グロース)

の順番で概ね審査が厳しいとされています。

上にいけばいくほど、それだけ厳しい審査にクリアをした企業ということで

企業の知名度が上がって、社会的信用力も高まり、優秀な人材やお金を集めやすくなるという好循環につながります。

 
確かに2部上場より、1部上場のほうがずっと印象が良いですよね。

 

東芝の東証2部降格による影響は?

東証

画像出典:https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey…

では今回の東芝の件に戻りましょう。

東芝は東証一部上場の超優良企業ということで長らく知られてきましたが、

今回の件で二部に降格となった場合一体どんな影響が出てくるのか。

 

それを知るには過去に一部から二部に降格をされた例を見れば分かりやすいはずです。

 

直近であったものといえば2016年にシャープが同じ「債務超過」を理由に、

東証一部から東証二部に降格したこと。

 

シャープは2016年の8月1日付で東証2部に指定替えになりました。

 

その後シャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収を承認。

 

実は東証には1年以内に債務超過から脱しない場合は「上場廃止」という上場廃止基準があります。

 

二部降格どころか、上場廃止にまでなってしまったら社会的信用度も

企業のブランドも丸つぶれ。

 

そんな企業に出資する投資家なんていませんから、

今後の経営再建はかなり厳しくなります。

 

それだけはなんとしても避けたかったために、

シャープは魂を売って鴻海(ホンハイ)精密工業による買収を承認してでも

出資を受ける必要がありました。

 

実際、東証一部にいた企業といえども、

債務超過から1年で脱出するのはなかなかにハードルが高く、

そのまま上場廃止となるケースは少なくないのです。

 

一部から二部へ降格し、そのまま上場廃止までされた企業(二部降格になった年月)

  • 2011/8月 NISグループ(株)
  • 2011/5月 (株)C&I Holdings
  • 2009/4月 パシフィックホールディングス
  • 2009/7月 アトリウム(不動産業)
  • 2009/8月 島田理化工業(電気機器)
  • 2007/5月 サンテレホン
  • 2007/8月 ネットマークス
  • 2007/11月 ニイウスコー

このままでは1年後には東芝も上場廃止をくらってしまう可能性も。

それを避けるためにもシャープのように外資などから出資を受け入れる可能性もかなり高いでしょう。

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東芝が東証2部に降格すると株価はどうなる?

東証

画像出典:https://sustainablejapan.jp/quickesg/2015/07/13/co…

株価は言うまでもなくただ下がりです。

シャープの件の際も、降格が発表された2016年6月24日には株価が大幅反落し、

一時、前日終値比で22円(16・5%)安の111円まで下落しました。

 

東芝の株価も、2/13から2/15のわずか2日間で、

251.6円(2/13の高値)から199.2円(2/15日の安値)にまで大幅に下落。

これが今後さらに下落していくことは間違いないでしょう。

 

再び二部から一部に昇格するためには、債務超過を解消したうえで東証に申請し

審査を通過し、承認を得る必要があります。

 

ですが、そもそも一部に再度昇格するとか考える前に

上場廃止を喰らわないように債務超過を一年かけて

片付けるということが東芝には急務です。

 

現在東芝は半導体事業の切り離しやらで、

なんとか出資を募ろうと考えていますが

このままでは本体に力のある事業が残らない可能性も。

 

日立はリーマンショックの影響で出た7873億円という

製造業最大の赤字を乗り越えましたが

東芝は果たしてこのピンチを乗り切れるのか…?

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